一旦の探索を終えて、リビングへ戻った4人は、キッチン組と合流した。
また一斉に7人が集まった。
「みんな、どこ行ってたんですか?」
「ちょっと屋敷の中を探索してた」
「何か見つかったか?」
「……いえ、特に気になるものはありませんでした」
「こっちも、特に気になるものはなかった」
「そうですか……」
「キッチンには、ほとんど食材がなかった。あるのはミネラルウォーターとお茶、後はここにある大量のカップ麺だけだった」
「えっ、カップ麺だけ?」
「ああ。とにかく、それ以外の食材は何もなかった」
「そんな……じゃあこれだけしか食べる物ないの?」
「そうみたいです。他にも探しましたが、何もなかったです」
「まじか……」
「とりあえず、カップ麺食べない?お腹空いてるでしょ?」
「そうだな。そうしよう」
ふと時計を見ると、時刻はすでに19時を過ぎていた。
もう一度お湯を沸かすため、ミネラルウォーターをケトルに入れて、沸かし直した。



