あたしはユエ·テルミ。

機械を修復している。
大型機械を。

その残骸は惑星をコントロールする機械だった。あたしたちは年に一度、舞台裏で演劇をしている。

スグリが来た。

「我々はなぜ祈るのでしょうね」
「時が過ぎていく。
あたしはこの機械を直すだけ」

噛み合わない会話。

ふふふ、とあたしは微笑む。コイルの定数と抵抗の定数から電気回路を解く。