結婚はあきらめ養子を迎えたら、「お義母様大好き」と溺愛されています

 領地や領民思いならば、僕が領主になるよりもよい手段があるとかなんとか考えさせるのも手だ。
 セバスや他の周りの人はどう考えているのだろう。リーリア様を結婚させたいと思っているのなら味方につける。
 うんうん。
 あ、僕じゃなくて別の人と結婚させようとするのだけは避けないと。僕がいかにリーリア様にとって必要な人間か示さないといけない。
 よし。勉強をもっと頑張ろう。そうだ、隠れて領主の勉強もしておこう。もし、リーリア様が困ったことがあったときにちょっとしたアドバイスができたら、周りの人間もリーリア様との結婚をすすめてくれるかもしれない。
 もちろん親衛隊養成学校はそれほど甘いものではないと知っているけれど、大丈夫。僕は昔から、熟女のためならなんだってできる男さ!睡眠を削って勉学に励もう。
★■6
 人間関係の構築も何とかしておけるといいなぁ。
 いきなり公爵家の養子になれば、落ちぶれ子爵家の4男との扱いに戸惑う輩も出て来るだろう。
 どういう経緯で養子として選ばれたのか不思議に思う人間もいるかもしれないが……。
 もともと公爵家の血が流れているからということを強調した方がいいかもしれない。
 ……ん?さっき、セバスは僕に面影がと言っていなかったか?
「セバスさん、先代の公爵様のことを教えていただいてもよろしいですか?」
 一番いいのは、先代公爵様の面影、誰が見ても面影がとなれば……。
 隠し子なんじゃと誤解されて、そういう経緯かと。愛する奥様を裏切った適な不名誉が先代公爵様にちょっぴり降りかかるけれど。
 って、セバスの話によれば、奥様はリーリア様が幼いころに亡くなっているのか。じゃ、裏切りではないな。
 世間的には奥様を思って再婚しなかったけれど、男であるから、まぁそう言うこともあるかで済むレベルか。
 生まれた子をうちの子爵家に託したとか勝手に妄想してもらう。なくなる時に遺言でも残したんじゃないかと勝手に想像する輩は想像して話を膨らませる。
 そうして、大事なのはここだ。
 想像した話なのにさも事実のように噂を広めるのが貴族は大好き。
 取りあえず、他にもいろいろな人から話を聞くとして。好んでいた服装、オーデコロン、口癖……考え事をしている時の仕草など、分かりやすい情報をゲット。
「なぜ、そのようなことをお聞きになるのですか?」
 ギクッ。