ワンコ系彼氏のツンツン彼女はいつの間にか甘々な彼女になりました

「和哉、この際さ、お前からゆきちゃん先輩のとこ行くの、やめたら?」

「は!?ゆきちゃん不足で俺死んじゃう…」

「ばっか、ゆきちゃん先輩に来さすんだよ」

「え?」

「和哉のこと好きなら、気にしてるならそのうち来るだろ?」

たしかに、と思ったけど、ゆきちゃんが来るのかな??と不安にもなった。でも…

「……分かった…」
俺は今日からゆきちゃんの教室に行くのも、ゆきちゃんにLINEするのもピタッとやめた。