「ねぇ和哉〜!!あの先輩と別れたの〜??なら私と一緒に遊ばない?」

「いや別れてないけど…遊ぶ?じゃー今日クラスの遊べるヤツらみんなでどっか行く??」

「そうじゃなくて〜二人がいいな♡」

「あ〜ごめん!俺にはゆきちゃんいるからさ!」

「そんなこと言って、本当は不安なんでしょ?あの人いつも和哉にツンツンしてて好きなのかわかんないじゃない」

その瞬間、和哉の顔が少し暗くなった。私の、こんな甘えたがりな性格を隠すために取っていた行動が和哉を苦しめていたなんて…そう思っていたら身体がスっと動いた。