「……これで解決したわね」

キーラは、闇を消しながら呟きます。突然周りが明るくなったことに、私は思わず目を細めました。

「さて、報告して帰りましょうか……」

私は、岡崎さんに報告するために部屋を出ようとしました。その時、ドアが開いて岡崎さんが入ってきます。

「……空気が軽くなった……もしかして」

驚いた顔をした岡崎さんは、私たちを見てから微笑みました。

「ありがとうございました!」

私たちは、同時に笑いました。