「美味しかったねぇ〜!」
花守はニコニコしながら言った。
今日は一段と機嫌の良いなぁ。
いつもこんな風に笑えば良いのに。
このままのいい雰囲気の中で手を繋ぎたい。
なんていうか、そうスマートに自然にぎゅって握るだけでいいんだから!簡単!簡単!
そう自分に言い聞かせながら心臓を落ち着かせる。
ドクンドクンと波打つ心音が煩い。
自分がこんなにもあがり症なのを知った。
ゆっくりと彼女との距離を縮めていく。
あと少しで触れそう。
意を決して手を伸ばす。
「ねぇ!あそこに雀の巣があるよ!可愛い〜」
花守は雀の巣を指差した。
行き場を無くした俺の手は宙に浮いたままだ。
くそくそくそ。タイミング!!
そう思いながら次のチャンスが訪れるを待った。
自然に、自然にと思うほど手に汗を握る。
次こそはと手を伸ばす。
彼女の手を掴みそうと思った時、彼女の手はひらりと舞い鞄の方へ。
掴めそうで掴めない。
なんとも焦ったい。
そして幾度の挑戦のち、彼女の手に指先が触れる。
彼女は一瞬ビクっとしたが何も無かったかの様に他愛もない話を続けながら歩き続ける。
俺は指先に集中してゆっくりと握る。
彼女は急に黙り込んで下を見ている。
耳まで真っ赤なのだ。
2人は無言のまま歩き続けた。
ゆっくりと握っていた手を解き指と指の間に絡ませる。俗に言う恋人繋ぎという物だ。
俺の気持ちが届く様に。伝わります様に。
そう思いながら優しく力を込める。
駅まで無言で歩いたが、2人とも真っ赤に頬を染めていた。気恥ずかしさから互いに顔を見ていないので照れていることを知る由もない。
「こ、ここまでありがとう。今日はとっても楽しかった。」
少し吃りながら彼女がお礼を言う。
「ああ。また出掛けよーな。」
「うん。じゃあ行くね。総悟くん。」
小さな声で彼女は彼の名前を呟いた。
そして足早にホームに向かって行った。
え?え?今俺の名前呼んだ??
何そのサプライズ!可愛すぎるだろっ!!!
俺は花守が見えなくなるとしゃがみ顔を覆った。
「可愛すぎるだろ…」
小さく呟いた言葉は電車によってかき消された。
花守はニコニコしながら言った。
今日は一段と機嫌の良いなぁ。
いつもこんな風に笑えば良いのに。
このままのいい雰囲気の中で手を繋ぎたい。
なんていうか、そうスマートに自然にぎゅって握るだけでいいんだから!簡単!簡単!
そう自分に言い聞かせながら心臓を落ち着かせる。
ドクンドクンと波打つ心音が煩い。
自分がこんなにもあがり症なのを知った。
ゆっくりと彼女との距離を縮めていく。
あと少しで触れそう。
意を決して手を伸ばす。
「ねぇ!あそこに雀の巣があるよ!可愛い〜」
花守は雀の巣を指差した。
行き場を無くした俺の手は宙に浮いたままだ。
くそくそくそ。タイミング!!
そう思いながら次のチャンスが訪れるを待った。
自然に、自然にと思うほど手に汗を握る。
次こそはと手を伸ばす。
彼女の手を掴みそうと思った時、彼女の手はひらりと舞い鞄の方へ。
掴めそうで掴めない。
なんとも焦ったい。
そして幾度の挑戦のち、彼女の手に指先が触れる。
彼女は一瞬ビクっとしたが何も無かったかの様に他愛もない話を続けながら歩き続ける。
俺は指先に集中してゆっくりと握る。
彼女は急に黙り込んで下を見ている。
耳まで真っ赤なのだ。
2人は無言のまま歩き続けた。
ゆっくりと握っていた手を解き指と指の間に絡ませる。俗に言う恋人繋ぎという物だ。
俺の気持ちが届く様に。伝わります様に。
そう思いながら優しく力を込める。
駅まで無言で歩いたが、2人とも真っ赤に頬を染めていた。気恥ずかしさから互いに顔を見ていないので照れていることを知る由もない。
「こ、ここまでありがとう。今日はとっても楽しかった。」
少し吃りながら彼女がお礼を言う。
「ああ。また出掛けよーな。」
「うん。じゃあ行くね。総悟くん。」
小さな声で彼女は彼の名前を呟いた。
そして足早にホームに向かって行った。
え?え?今俺の名前呼んだ??
何そのサプライズ!可愛すぎるだろっ!!!
俺は花守が見えなくなるとしゃがみ顔を覆った。
「可愛すぎるだろ…」
小さく呟いた言葉は電車によってかき消された。
