「ふわ〜。」

いっつも、バイブか自然に朝早く起きる。

今日は、早めに起きて、お弁当を作った。

私のお気に入りの曲を聞きながら、朝ご飯を食べた。

「瑠海ちゃん、おはよう。学校行くの早いね〜。」

「おはようございます。なるべく、早く学校に行きたいと
思いまして。」

だって、奏や響のファンにバレたら、怖そうだし、大変そうだから。

学校には、片耳にイヤフォンをつけて音楽を聞きながら、歩いて行く。

早く学校には着くけど、

暇って感じでもなくて。

「うわぁ〜、もう、地味子来てるよ〜。」

隣のクラスから聞こえてくる。

悪口なんて言われる覚悟で来てる。

親や人に迷惑かけなければ、問題ない。

「瑠海、おはよっ!今日のさ、昼休み。体育館に行かない?」


「いいよ。」

瑠海と私は、バスケが好きで。

これで、今日の授業はやっていけそう!

「何で、あんな地味子居るんだろうね〜。」

なんて、聞こえてくる。

だけど、我慢するのみ。

「瑠海、さ、行こ。」

夏音は、私のご機嫌をとるように、私を体育館へと引っ張っていった。

「瑠海〜、シュートどっちの方が入るかやろ!」

「うん!」

フリースロー勝負だったけど、私の勝ち!10本中全部入ったから。

「女なんて、外見だけで全部決めてんだよ!」

そんな怒鳴っている声が、隣のコートから聞こえてきた。