今日は、4時間授業だから、お弁当を持って行かなくていい。

朝ご飯、どうしよう。

とりあえず、下に行こう。

階段の所から下を見てみたけど、桐谷先輩しかいなくて。

桐谷先輩とパチリと目があった。

「瑠海ちゃんさぁ、可愛くないよね〜。」

うぅ…

「朝ご飯は、各自だから。無いなら、買ってきた方がいいよ〜。」

笑顔がひきつらないように、がんばった。

「教えてくれてありがとうございます。」

外に出ても恥ずかしくない格好に着替えて、財布を持って、

コンビニに行った。

おにぎりを買って。

ラスクが安くなってたから、買って。

家に帰ったら、部屋でおにぎりを食べて、制服着たり準備して、

学校に行った。

「瑠海〜、おはよっ!シェアハウスどう?」

「昨日は、用事があったから、ほとんど寝るだけだったし、まだ、
分かんないかなぁ。でも、部屋は気に入ったよ!」

今日は、オフdayだから、ゆっくり出来るかなぁ。

「瑠海は、部活入るの?」

「入らないかなぁ。夏音は?」

「私は、アルバイトしてみたいなぁ。」

読書の時間になったから、席に着いた。

「今日は、4時間だけど、明日からは5時間授業だからね〜。」

担任の先生がそう言って、朝礼が終わった。

「ねーねー、知ってる?」

「何が?」

「瑠海のね、雑誌がね今度発売されるんだよ!!」

「買わないとね〜。」

そういう会話を聞いて、嬉しくなる。

嬉しくなったその瞬間、窓から桜の花びらが入ってきて、

私の肩についた。ベンチがある近くの立派な桜の木の。

とても綺麗な桜色をしていて。

まるで、桜の色が私の心を現しているようで。





嬉しい色は、ピンク色。