なんだったんだろう?

そう思いつつ、家に帰った。

みんなテスト後だからか、どっかに出かけたのか、

シェアハウスはシーンと静まり返っていた。

だけど、私のテンションはハイテンション!

部屋は片付いてはいるけど、一応掃除機をかけて、夏音を待った。

「ピーンポーン、ピーンポーン」

静かだから、インターホンの音が響いて、来たってことが一瞬に

して分かった。

階段を小刻みで走って、玄関に向かった。

「はーい。」

「瑠海、ちゃんと場所教えておけよな。
夏音、迷ってたぞ〜。 」

「優空、連れてきてくれてありがと〜。
すっかり、教えてたと思ってた〜。」

「瑠海、凄い!」

目をキラキラさせて、興味深々!

「じゃあ、私の部屋に案内するね。」

さっきよりも目を輝せて、周りを見渡して、良いなぁ。って、夏音の

心が言っているよう。