「ふわぁ〜、わぁ〜。」

眠い…

奏さんを信じてないわけじゃないけど、不安で。

それと、テストの事で緊張して。

神崎さんのこともあったし。

なんか、いっぺんに物事が起きてる感じ。

「瑠海〜、おはよ〜。」

普通にドアを開けて入ってくる。

まぁ、良いけど。

ノックくらいして欲しかった。

「お〜、今日はハンバーガー風! 」

「うん!」

テスト勉強するためにほとんど、優空と喋らず、学校に向かった。

「ワッ!」

ービクッ!

「すっげー、ビビってる。」

「反応面白〜」

神崎さん?

からかうように笑う笑顔。

まるで別人のような振りまい方で。

何かのスイッチが入っているような感じがして。

「あの、テストに専念したいので、勉強しに行ってもいいですか?」

「はい〜、敬語使った〜。」

「使わない。って、約束。」

言葉使いもこの前とは違っていて。

「今日の放課後、教室で待ってろよ。」

1日1回の言うこと聞くやつかなぁ?

正直怖い。

世界が違う人と放課後2人だなんて。