夜になるとヘトヘトで。

あ、危ない!

ーガッタン!

お風呂上がり、シャンプーとかをしまっていたら滑って、

転んでしまった。

「大丈夫?」

「入るよ。」

眼鏡を急いで探そうとしたが、

もう間に合わなかった。

「瑠海ちゃん?」

ようやく、眼鏡を見つけて、

急いでつけた。

「奏さん、大丈夫ですから。気にしないでください。」

「瑠海ちゃん、ちょっと話良いかなぁ?」

「えっと…」

「瑠海ちゃんの部屋行くから。」

ついに…、バレちゃったよね?

もう、なんで私ドジなんだろ?

自分が嫌いになりそう…

「コンコン!」

「…」

聞かれるのが怖くて、返事が出来なくて。

「瑠海ちゃん、入るね。」

嫌な予感しかしなくてうつむいていたら、

「瑠海、よっ!」

優空が居た。

なんで、優空も?

「瑠海ちゃん、暑くなっちゃうかもしれないけど、
一旦、窓閉めるね。」

きまずい空気で、シーンとしている。