「瑠海、おかえり…」

「なんか、死にかけてない!?」

「糖分不足で…」

「ご飯と同時進行に、お菓子も作るね。」

何が良いかなぁ。

マドレーヌも美味しいけど。

糖分だから、チョコ系とか?

あ、マカロンとか!

「優空、もう少しでご飯出来るから。」

死にかけている様子で。

余程、テスト勉強を頑張ったのだろう。

「出来たよ。召し上がれ。」

「いただきます。うっま!」

今日のお昼ご飯は、オムカツカレー!

ふわふわのたまごのオムレツに、ジューシーなカツ。

そして、カレー。

「瑠海、出来ないって言う割には、料理上手いよなぁ〜。」

「まぁね!元文化部の意地ですから〜!」

なんて言って、えへへって笑顔で言った。

テレビを真剣に優空が見ていて。

その間に、お菓子作りをした。

「優空、出来たよ〜。」

「いい匂いする。部屋持って帰って食べてもいい?」

「いいよ〜、ラッピングしといたし。」

「気ぃきくやん。じゃあ、またね〜。」

「うん。」

優空が行った瞬間から私の、勉強モードへと切り替えた。