「瑠海、何で具合悪いのに学校来た?」

なんだか、少し問い詰められた感じがして。

少し、怖い。

「瑠海、問い詰めるつもりは無かったんだけど…」

え?

「お前って、地味子って言われてるけど、表情豊かなんだな。」

神崎さんが、無邪気な笑顔で。

なんだか、今、ドキッとした。

「あの、送って貰ってありがとうございました。
それと、入学当初の事はすみませんでした。 」

神崎さんは何か言いたげだったけど。

じゃあな!って言うように手をあげて帰って行った。

いつもの上から目線ぷりが全くなくて。

逆に、優しいと感じるほどだった。

私が、病人だから?

今、聞きたいことはたくさんあるけど、

神崎さんは、どんどん遠くへ進んで行く。




どうしても、何で私につきまとってくるのかが気になって仕方がない。