「うぅ〜、」

頭痛い…

「瑠海ちゃん、大丈夫?」

「あの何で、奏さんが?」

「瑠海さぁ、覚えてないの?」

え?何が?

「ほんとに覚えてないのかよ…
瑠海、熱あるのに我慢してて、奏先輩が来た時に倒れたんだろう
が。」

あ、そうだったね。

「ご迷惑かけて、ごめんなさい。」

「瑠海ちゃん、明日一応学校、休んだ方がいいよ。」

「きっと治ると思いますし、明日はどうしても、学校に
行きたいんです。」

今日の夜からドラマがスタートするから。

少しでも私の演技とかの情報収集したいし。

私は、上に向かっていきたい。

そのためにも、必要な事。

「理由は?」

「言えません…」

「それに、授業日数少しでも多くでないと留年になっちゃう。」

奏さんは、困っている顔をしている。

だけど、私も意見を譲るわけにはいかない。

「瑠海ちゃん、瑠海ちゃんの気持ちは分かったよ。でも、明日は
誰かと行動すること。そして、ちゃんと今日休むこと。」

奏さん、ありがとうございます。