「ふわぁ〜。」

あれ、これって机?

もしかして、勉強したまま寝落ちしちゃったのかなぁ。

あれ、でも、パーカーが肩にかけられていた。

うーん、自分でかけたっけなぁ。

記憶に無いやぁ。

「コンコン!」

「はーい。」

「ちょっと入っていい?」

この声は、奏さん?

「はい…」

良かった〜、部屋の掃除しといて。

「瑠海ちゃん、今日さお出かけに行かない?」

「あ、用事ある?」

「ないです…けど…」

「なら、決定ね。」

「昼の方がいい?」

「…どっちでもいいですよ。」

「昼にしよっか。じゃあ、昼準備終わったら、僕達の部屋に来てね。」

朝に出来る事は〜、

あ!スーパー行かないと!

「瑠海、どっか行くの?」

「スーパーに。優空、ナイスタイミング。個数制限あるからさぁ、
一緒に来てくれない?」

「いいけど。」

「ありがと。」

安売りは狙わないと!

なんか、主婦みたい。


「瑠海は、今日予定あんの?」

「うん、あるよ〜。」

「そっか。今日さぁ、神崎と遊ぶ約束してんだけどさぁ、
会いたいかなぁ。って、思って。でも、用事だもん仕方ないな。」

「優空、楽しんでね〜。」

昨日疲れてお風呂に入れなかったから、帰ってから入って。

ご飯は、優空と一緒に食べて。

いつも通りの服装をして、奏さんの部屋に行った。