あいにく、女子達は居なかったから、君の評判は落ちなかったね。

ーパシン!

「何すんだよ、お前!」

「何ってね。そりゃね、顔だけで判断してる女子もいるけど、それだけ
で判断してない人も居るの!女、なめないでくれる!」

自分で言ってから気づいた。

私、何でこんなことしたんだろう?

「ぷ、あはは」

え?

「この神崎にこんなこと言う奴いるんだ。あはは」

神崎って、私の知り合いにも居るなぁ。

まぁ、今はどこの高校に通っているか知らない。

「キーンコーンカーンコーン」

あ、チャイムだ。

「じゃ、失礼します。」

それから、何で私があんな事を言ったのか、自分でも分からなくて。

それで、授業中考えていた。

「桜乃、ここの問題の答えを発表しれ。」

「えっと、2X-2です。」

「正解だ。」

良かった〜。

先に、問題解いといて〜。

「今度からは、ぼーっとしないように。」

「はい。」

も〜、内心下がったかもしない。

第1に、信頼性が大事なのに〜。