ピンクの桜が舞い散る道端。

新しくなった制服。

私のイメージも変わって。

私は、桜乃 瑠海(さくらの るあ)。

無事に高校受験が合格して、名門校"桜宮学園"に今日から通います!


イメージを変えた私は、私の人生をリセットするかのような勢いで、

校門を通った。そして、私は立ち止まった。

そこには、見たこともない綺麗な木があった。

色は珍しくて、青のような瑠璃色のような珍しい色をしている。

その木の花びらが風でフワッと舞う。

その光景が、私の心をトリコにさせた。

そして、夏音が来ないかなぁ。って、待ってた時の事だった。

「キャーーーッ」

っと、黄色い歓声が校内に響き渡った。

そして、耳が壊れるかと思った。

その注目されていれほうに目をやると、

そこには、ブラウンの髪の毛のチャラそうな人が立っていた。

その周りに、たくさんの人が集まっていった。

「瑠海(るあ)〜、おはよっ!」

後ろから声をかけられて、一瞬誰か分からなかった。

「夏音(かのん)、おはよう。」

彼女は、中学の時に仲良くなった、霞彩那 夏音(かさな かのん)。

明るくポジティブな、話しやすい性格。

私とは、正反対。

学校の玄関に貼ってある名簿を見て、

「夏音、同じクラスで良かった〜」

「これからもよろしくね!」

「うん!」

夏音と学校の話をしながら、教室まで向かった。

教室は賑やかで。

なんだか、皆は私と雰囲気が違う気がして、なじめそうにないです!



そして、入学式。

なんだか、生徒がざわつき始めた。

なぜなら、ステージには、有名なモデルの奏(かなで)と響(ひびき)が

立っていたからだった。

そして、2人を見た時のルールがあるらしくて、

叫んではいけないらしい。



瑠海のシェアハウス生活に、波乱が起きることも知らずに、瑠海は、
呑気にこれからの生活を考えていた。