自分の血液型であるO型を調べていくと、和都の手が恐怖で震えた。そして、絶対に大きな怪我はしないでおこうと心に誓う。

O型は、大きな怪我を負って病院に運ばれた際の死亡率が他の血液型に比べて高いというデータを見つけたからだ。O型は他の血液型に比べて出血した際に血液を止血する役割を果たす血液凝固因子が三割ほど少ない。そのため、出血するとなかなか血が止まらず失血してしまうのだ。

「まあその反面、血栓が原因で発症する病気が他の血液型の人と比べて少ないらしいけどね」

血液型と病気のことをもっと調べてみよう。そう思いながら和都はパソコンをシャットダウンした。