蒼、蒼好きだよ。 これからも好きだよ。 私を置いていかないで。 「蒼、蒼。やだよ。」 一晩中泣いた。 部屋には、蒼との写真が一枚だけあった。 それは、二人で帰り道に私から撮ってと頼んだものだった。 「蒼、蒼。私にあの笑顔を見せてよ。」 蒼は、優しい笑顔をたくさん見せてくれた。 本当の蒼を、感じられたんだ。