☆☆☆
翌日、学校へ行くと話題は吉田さんのことでもちきりだった。
特に仲が良かったマナミとリサは本気で心配していて、ずっとスマホを握り締めて吉田さんからの連絡を待っていた。
そんな中、あたしは昨日の出来事を思い出していた。
アプリで出現させた階段と一緒に消えてしまった吉田さん。
彼女は今どこにいるんだろう?
まさか、この世から消えてしまったんじゃ……?
そう考えて身震いをした。
あの時どうして吉田さんに声をかけなかったんだろう。
階段から降りる時間は十分にあったのに、あたしはなにも伝えなかった。
どうなるのか知りたかったのもある。
だけど一番の理由は……吉田さんに消えてほしかったから。
その答えに行きついたとき、あたしは自分の体を抱きしめた。
吉田さんの存在が疎ましかったことは事実だ。
翌日、学校へ行くと話題は吉田さんのことでもちきりだった。
特に仲が良かったマナミとリサは本気で心配していて、ずっとスマホを握り締めて吉田さんからの連絡を待っていた。
そんな中、あたしは昨日の出来事を思い出していた。
アプリで出現させた階段と一緒に消えてしまった吉田さん。
彼女は今どこにいるんだろう?
まさか、この世から消えてしまったんじゃ……?
そう考えて身震いをした。
あの時どうして吉田さんに声をかけなかったんだろう。
階段から降りる時間は十分にあったのに、あたしはなにも伝えなかった。
どうなるのか知りたかったのもある。
だけど一番の理由は……吉田さんに消えてほしかったから。
その答えに行きついたとき、あたしは自分の体を抱きしめた。
吉田さんの存在が疎ましかったことは事実だ。



