もちろん、あたしとコウダイが別れたなんて嘘だし。


ミキコと付き合っているのも全部演技だ。


今までミキコがクラスメートにしてきたことを、あたしとコウダイでやっているだけだ。


「でも、学校の七不思議を八つにするためにはミキコに死んでもらわないといけない」


あたしの言葉にコウダイは頷いた。


「それで、いい案があるんだ……」


コウダイは身を乗り出して、あたしにその話を聞かせたのだった……。