☆☆☆
プールに出る幽霊を見せてからは、A組の教室内はとても静かだった。
今までで最もインパクトのある写真を使用したのが原因だった。
「ミキコって、いつもあんなのが見えてるの?」
まだ青ざめているクラスメートが心配そうに声をかけてきた。
「いつもじゃないよ? 霊を見るためのチャンネルみたいなのがあってね、それを合わせることで見えるようになるの」
「チャンネル?」
「そうだよ。テレビだって、ずっと付けっぱなしにしてるわけじゃないでしょ? それと同じことを、自分の体の中でするんだよ」
適当な説明をすると、クラスメートは関心したように何度も頷いている。
「霊感があると、そういうこともできるようになるんだね」
「慣れてくればね? 最近は、みんなが『見たい』っていうから、チャンネルを合わせて学校内の幽霊を見る機会が増えてるだけだよ」
「そういうのって大丈夫なの? 力の使いすぎとか、よくないんじゃない?」
「まだ大丈夫だよ」
あたしは微笑んで返答した。
プールに出る幽霊を見せてからは、A組の教室内はとても静かだった。
今までで最もインパクトのある写真を使用したのが原因だった。
「ミキコって、いつもあんなのが見えてるの?」
まだ青ざめているクラスメートが心配そうに声をかけてきた。
「いつもじゃないよ? 霊を見るためのチャンネルみたいなのがあってね、それを合わせることで見えるようになるの」
「チャンネル?」
「そうだよ。テレビだって、ずっと付けっぱなしにしてるわけじゃないでしょ? それと同じことを、自分の体の中でするんだよ」
適当な説明をすると、クラスメートは関心したように何度も頷いている。
「霊感があると、そういうこともできるようになるんだね」
「慣れてくればね? 最近は、みんなが『見たい』っていうから、チャンネルを合わせて学校内の幽霊を見る機会が増えてるだけだよ」
「そういうのって大丈夫なの? 力の使いすぎとか、よくないんじゃない?」
「まだ大丈夫だよ」
あたしは微笑んで返答した。



