あたしはユンファ。ここは惑星オールドルナだ。

日々はゆるやかに過ぎていく。夏の日差しだ。
あたしは首都のカフェでドッジと出会う。

ドッジは相変わらず恋愛に夢中。
ま、そーいーところキライじゃないけど。

キライじゃないと言えばあたしの両親もそうだ。
褒め言葉をほとんど使わなかった。

ばあやは別。優しかった。

家族とあたしが反りが合わないと認めるのは苦しい。家族は味方だからだ。
しかし一方で家族自身も不安感を抱えそれが無理な突出に繋がったのだ。
褒め言葉。承認欲求。蜘蛛の巣を張るように人脈づくりをする。

けれども、ひとはごく当たり前の気持ちでしか生きていけないと思うな。嘘をつくのは閻魔様に叱られるぞ。