羽芽ちゃんや尾崎くんのやりとりをみんなが楽しそうに笑って見ていて。
その輪の中に自分がいることが信じられない。
みんなが私を受け入れてくれるのは、寧衣くんや羽芽ちゃんが私に優しくしてくれるからで。
本心では私のことを気に入らないと思ってる人たちがいるんじゃないかと不安になる。
中学のあの頃のグループに比べてさらにおしゃれで可愛い子たちの集まりだ。
私が一緒にいて本当にいいんだろうか。
「姫茉は?」
「えっ……」
突然、羽芽ちゃんに名前を呼ばれてハッとする。
「中学、どこ?」
「えっ……あっ、」
『中学』その単語だけで、バクンと心臓が鳴る。
「……えっと、春園」
「へー!春園!バスケ部に酒井隆一くんっていたよね!」
っ?!
羽芽ちゃんと同じグループの子のセリフに一瞬言葉が出てこなくなった。
なんで、彼の名前を知っているの……。



