小悪魔王子に見つかりました


すぐに離されたと思ったら、ふたたびキスが落ちてきて。

「……っ、はっ、」

呼吸するタイミングを見失う。

ちょっと待って、こんなの知らない。

後ろから抱きしめられていたはずの私の身体は、寧衣くんのキスに応えようと無意識に反応して、気付けば向い合わせになっていた。

うっすら差し込む光が、寧衣くんの目に重なって。

それが妙に色っぽくて、その光景にさらに胸の音が加速する。

「ごめん、ほんとに止められない」

少し息が上がった寧衣くんが私の耳元でそう言うから、

さらに体温は急上昇中で、もうあまり何も考えられない。

「んっっ……」

「声、我慢しないと見つかっちゃうよ」

「……っ、」

だって、勝手に出てしまいそうになるから。これでも頑張って抑えているつもりだ。

どれもこれも、はじめて味わう刺激で、自分の身体なのにコントロールできない。