小悪魔王子に見つかりました


「全然!明るいおかあさんだね」

「……まぁ」

明るいって言うか、うるさいっていうか、空気読めないっていうか。

「ごめん姫茉。ちょっと待ってて」

ムードぶち壊しだ。

立ち上がって、向こうにいる母さんと話そうとドアに手をかける。

「うん。大丈夫。あ、私、寧衣くんのおかあさんたちに、挨拶……」

「っ、とりあえず、今は大丈夫だから。ありがとう」

「わかったっ、」

今日、姫茉をふたりに紹介するなんて、俺の予定になかったことで。

動揺してしまった。

心の準備、全然できていないから。

慌てて部屋を出ると、

呑気にリビングのソファーに座ってスマホをチェックしてる父さんと、

買い物したもをキッチンで片している母さんがいた。

ほんとこの人たち……。