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翌日。
今は、4時間目の体育の授業。
体育祭で踊るダンスの練習中。
5分休憩に入って、グラウンドで棒倒しの練習をしてる男の子たちを眺めながら、陽香ちゃんが口を開いた。
「今日の6時間目、リレーの練習だよね。姫茉、木野くんと大丈夫そ?」
「……んー、あんまり話したことないから、ちょっと緊張するかな」
「だよね。昴みたいにうるさいコミュ力おばけって感じでもないし。あの後、姫茉、寧衣と話した?」
羽芽ちゃんに聞かれて、ううん、と首を横に振る。
なんだかゴールデンウィークの時のあの時間が嘘だったみたいに、
日に日に寧衣くんと距離が出来てる気がして。
最近は、お弁当もずっと羽芽ちゃんたちとだけで食べているし。
体育祭でもっと話すことができたら、と思っていたけど、やっぱり難しいのかな。



