小悪魔王子に見つかりました


中を見るのがちょっぴり怖くて、みんなが開くのを待っていたら、

「3番!」

「1番!」

「9番!」

と3人が数字を読み上げた。

「うわ、バラバラ!姫茉は?何番だった?」

「あ、えっと……」

羽芽ちゃんが私のくじを覗き込むように見たので、慌ててくじを開く。

3つの数字のどれか、出てきて!



え。


「うわ、うっそ」

私が数字を声に出す前に、羽芽ちゃんが声を漏らした。

「え、なに」

「どした」

何事かと、和子ちゃんたちも続いて私の持った紙切れを覗き込む。

「へ!うそ!姫茉アンカー?!」

「木野とペア、か」

ふたりの大きな声によって、クラス全員が一気にこちらを注目する。

まさか。

アンカーを引いてしまうなんて。

もう一度視線を落として、書かれた数字を確認しても、

やっぱりそこには『15』と赤色で書かれていて。

「よーし全員引いたなー。これで問題ないよな?じゃあ書記、リレーの順番この紙にまとめてといて。そのままショートホームルーム始めるぞ〜」

ざわざわとした教室に似つかわない、先生の気だるげな声が響いた。