「ううん。……じゃあ、俺以外の人にもし同じことされたら、ちゃんと拒むって約束して?誰にも浅海さんのこと触らせないで」
「えっ……」
「約束、できない?」
「ううん。……できる」
そんな約束しなくても、私は寧衣くんにしか触れて欲しくないのに。
「なら、今から練習」
「へっ、」
突然の寧衣くんの提案に、間抜けな声が出る。
練習って……。
「今から浅海さんのこと襲うから。ちゃんと抵抗してね」
「そ、そんな。お、襲うって……」
寧衣くんの口から、まさかの衝撃発言に、言葉が出てこない。
「フリだよ。でもちゃんと本気で声出してよ。浅海さんが思ってる以上に、男は危険なんだから」
『危険って』
寧衣くんだから、寧衣くんにしか、私だって……。
「ちゃんと、イヤだって言ってね」
寧衣くんはそう言って、私の首筋へと顔を近づけた。
温かい息が肌に触れて、初めての感覚にビクッと身体が反応する。
「ちょっ、」



