文化祭当日。

「見て!似合う?」

「とっても可愛い!似合ってるよ!」

メイド服を着て目を輝かせる若葉。

本当似合うな。可愛い。

「本当!?龍に見せてこよ!」

なんだか嬉しそうにはしゃいでいた。

若葉はスキップしながら龍先輩のところへ行ってしまった。

ふふっ。

なんだか私も嬉しくなっちゃう。

私達2人だけじゃなく他の子達も朝からすごくテンションが高い。

まぁ、そらそうか。

みんなで楽しみにしていた文化祭だもんね。

それに私たちの学校には毎年文化祭2日目に恒例のイベントもあるからよけいにだね。

なかには友達と写真を撮っている人、彼氏さんに見せている人、自撮りをしている人もいたりする。

そうだ!私もあとで若葉と撮ろっと!

て言ってたらちょうど戻ってきた。

「星姫!龍が可愛いって褒めてくれた!」

「良かったね!」

よっぽど嬉しかったのニヤニヤが止まらい若葉。

ラブラブだなぁ、お二人さんは。

私までにやけてきちゃう。

「あ、ねぇねぇ若葉。写真一緒に撮ろうよ!」

「うん!いいよ!」

数枚写真を撮ったところ先生が入ってきた。

「お前ら、そろそろ始まるから準備しろよ。」

「「「はい!!」」」

もう、始まるのか。

楽しみ。

なんだか私もワクワクしてきちゃった。

「星姫楽しもうね!」

「うん!楽しも!」

文化祭1日目がスタートした。