「そうなんですね。今日は何のパーティーがあるのですか?」

「今日はソフィア国の王が訪ねてくるので、その歓迎パーティーなの」

へー、さすがお城って感じ。パーティーなんて、聞いただけでワクワクしちゃうよ。


「そうだったんですか。よくこういったパーティーがあるんですか?」

マーヤさんは、頷いて、

「そうね。最近は、よくあるわ。なんといってもトーマ様はお年頃ですもの。ソフィア国王の目的は、トーマ様に自分の娘を紹介することだと思うわ」

あぁ、なるほど・・・そういうことね。

「でも、トーマ様は、興味ないのでは?」

「そうね。きっと今日も、いつものトーマ王を見ることが出来ると思うわ」



いつもの?いつものトーマ様って・・・?