スーパーからマンションまで近いので
歩いて帰った

マンションの近くにくると女性の姿が…

「美和!」

みわ⁇
その人は姫華を見ている
私は姫華を庇うようにした

「お久しぶり颯大
結婚したの⁇幸せそうね!
そちらは奥様の子どもさん⁇」

「すず…悪い
姫華と先に行っててくれ」

「はい」

「あら〜いいじゃない
奥様に私達の事言ってないの⁇」

「いや」

「そう…伝えてあるのね
颯大…子どもが出来ないからって
子持ちと結婚するなんて
知ってますよね⁇奥様…颯大に子どもが
出来ない事!」

「やめないか!」

「失礼します
姫華行こう」

こんな話姫華に聞かれたら困る

颯大さんには目で合図をしてマンションの
中に入った

エレベーターの中で

「ママ〜あの人誰⁇」

「ママも知らない
パパのお友達だと思う」

「ふ〜ん」

姫華は頭のいい子だからそれ以上
聞く事はしなかった

私はあの発言で以前颯大さんが結婚したいと
思ってた人だと思った
あの人は姫華が私の子どもだと思っている