「で⁇やるのか⁇やらないのか⁇」

「はい!やらせて頂きます」

そして契約書を交わして成立した

この社長は大友コーポレーションの社長
大友颯大と言う名前

と言う事は羽菜の所に婿養子に入ったって事か
まさかの政略結婚ってやつ⁇
いやいや〜でもこの世界ではありえるね
だから内緒なのかな⁇
お金持ちって色々あるって聞くしね〜

「全部お前に任せる
何をしてくれても構わない」

「はい…」

「でも一つだけ言っておく」

「はい」

「俺の事を好きになるなよ」

「ふぇ⁇」

何をおっしゃっているのかわかりません
この人頭がおかしいのでは⁇

俺を好きになる訳ないでしょ
羽菜がいるのに
この人社長のくせに頭悪すぎ!

あ〜一緒に暮らすとなったら
好きになるかもしれないから⁇
笑っちゃう

まあ〜情が出てくるもんね
だから釘を刺したんだ
大丈夫ですよ
神に誓ってないですから

まず…俺様も好きじゃないですから
羽菜が結婚した人の事を言うのは悪いけど
羽菜〜この人の
どこがよかったの〜教えてほしい
あ〜政略結婚だから
いいとか悪いとかじゃないよね

私は庶民だから本当に好きな人と
結婚しよう

でも羽菜も自分が海外に行くからって
住み込みで私を働かせていいのか⁇
信用してくれてるからだと思うけど

あ〜社長に変な虫が付かないようにかな⁇
そうかそうか
羽菜!私が留守の間社長を守るから!うん!

「大丈夫です
安心して下さい
社長と子どもさんは私が守りますから」

意気揚々と宣言した

「何言ってんだ⁇
まあ俺を好きにならない事だけが条件だ」

「はい!承知しました」

元気よく答えた

親友の旦那さんだもん
好きになる事ないよ
だから安心して仕事頑張ってね!羽菜ちゃん