「姫華ちゃん起こしに来ましたよ」

「すず〜」

抱きしめて頭を撫でた
やはり6歳の子どもなんだと感じた
社長も姫君も本来の姿なんだと嬉しくもあった

「すず〜行こう〜」

「はい」

二人でリビングへ

「パパ〜おはよう」

満面の笑顔で言う

さっきまで泣いていたのに…もう笑顔だから
社長は驚いていた

「姫華…おはよう」

三人で食事をした

突然姫君がとんでもない発言をした

「パパ〜お願いがあるの〜」

「うん⁇なんだろうな〜
叶えてあげれるお願いか⁇」

「うん!あのね〜」

姫君は急に私の方を向いて

「すずを姫華のママにして!」

社長は驚いてむせていた

「大丈夫ですか⁇」

「あ〜大丈夫だ
姫華⁇すずがママになるって事は
パパのお嫁さんになるんだぞ⁇」

「うん!知ってるよ
結婚するんでしょ⁇
だってパパもすずが好きなんでしょ⁇」

社長はまたむせていた

この6歳児は凄い
どこで覚えるのか…怖い