ずっと一緒にいてくれるよね?

自力で喋ることもできない私に、翔太くんがささやく。


「ほら、早く。飛び降りて」


ああ。すべて終わった。


そのことばを合図に、私は身を投げた。


最後に見た翔太くんは、出会ったころの穏やかな顔をしてた。


地面に激突し、意識不明になる直前、耳元で翔太くんの声がした。


いままでで一番優しく愛情たっぷりの声だった。


「これできみは、僕とずっと一緒にいてくれるよね?」




おわり