困惑する私の顔を見て、笑う湊 右手にしか意識がいかない。 思考が働かず、頭の中がぐるぐる回ってる。 そんな私を見て笑いながら、湊は料理を選んでいた。 ………今度は目の前からの視線に耐えられない。 2人席のテーブルにつき、スタッフが料理を並べてる間、そわそわと落ち着かなかった。 そんな私を見て、またくすくす笑う湊 私はひたすら意識を料理だけに持っていって、湊と話さずに食事をした。