それから菫さんが瑞稀さんを病室に呼び、退院に向けての話が進められた。 瑞稀さんは菫さんに預かってもらうことを聞き、大いに喜んでいた。 それからはトントン拍子に話が進み、3日後には菫さんの別荘へと向かっていた。 周り一帯が木に覆われており、まるで世界に自分たちだけしかいないような感覚に陥るほど素敵な別荘だった。 葉っぱの音と虫の声しか聞こえない空間で生活するのにはあっという間に慣れた。 こういう生活って贅沢だなと同時に感じ、身も心も充足感で満たされていった。