自分の名前を突然出されたからか、陽彩さんの隣に座っていた、樹の肩が一瞬上がった。 「……だって、お前らが呑気に過ごしてるから。………伊織さんのおかげだと知らないくせにっ!!」 「樹、怒るな…。」 「でもっ!伊織さんは今っ!」 「あいつがやったことだ。それをお前は責めんのか?」 陽彩さんの言葉にグッと押し黙る樹 「その、…伊織のおかげでって何ですか。」 「…話すか。怒られるかもしれねーけど。」