あたしは意地になって悠麗から離れない。
攻防を続けてたら、面白くなって「あはは!」とあたしが音を上げた。
「降参?」
「はい…」
「じゃ、おとなしく顔上げて」
そう言われて、うるんだ瞳で悠麗に顔を向けると、深い深いキスの雨…。
溺れちゃうよ…。
だけどやっぱり幸せで。
長いキスのあと、悠麗が顔をあげた。
「そうだ、玖麗にクリスマスプレゼントある」
「なあに?」
悠麗があたしから離れて荷物のところに行った。
離れる悠麗に寂しさを覚えるあたしは、もうすっかり悠麗の虜って感じ。
こんなんで寂しかったら悠麗が帰ってからやっていけないよ…。
悠麗はすぐ戻ってきた。
あたしの前に腰を下ろす。
悠麗は小さい箱をあたしの前に置いた。
「ん、開けてみて」
「なに…?」
そーとあけると、それはシルバーのペアリングだった…。
「オーダーで作ってもらった。名前も彫ってある」
その言葉に、指輪をよく見ると、内側に『yura』『kurei』と彫ってあった。
あたしは胸いっぱい…。
お揃いのリング…。
2人を繋ぐ宝物…。
「気に入ったか?」
「悠麗…大好きだよ…」
あたしがそう言うと、普段言わないことにびっくりしたのか目を丸くした後に優しく笑ってあたしの頭をガシガシと撫でた。
「気に入ってもらえたなら良かった」
「うん。…はめてくれる?」
悠麗に右手を差し出すと、悠麗は右手の薬指にそれをはめてくれた。
あたしも悠麗の指にそれをはめて。
2人で手を重ねてそれを眺めた。
攻防を続けてたら、面白くなって「あはは!」とあたしが音を上げた。
「降参?」
「はい…」
「じゃ、おとなしく顔上げて」
そう言われて、うるんだ瞳で悠麗に顔を向けると、深い深いキスの雨…。
溺れちゃうよ…。
だけどやっぱり幸せで。
長いキスのあと、悠麗が顔をあげた。
「そうだ、玖麗にクリスマスプレゼントある」
「なあに?」
悠麗があたしから離れて荷物のところに行った。
離れる悠麗に寂しさを覚えるあたしは、もうすっかり悠麗の虜って感じ。
こんなんで寂しかったら悠麗が帰ってからやっていけないよ…。
悠麗はすぐ戻ってきた。
あたしの前に腰を下ろす。
悠麗は小さい箱をあたしの前に置いた。
「ん、開けてみて」
「なに…?」
そーとあけると、それはシルバーのペアリングだった…。
「オーダーで作ってもらった。名前も彫ってある」
その言葉に、指輪をよく見ると、内側に『yura』『kurei』と彫ってあった。
あたしは胸いっぱい…。
お揃いのリング…。
2人を繋ぐ宝物…。
「気に入ったか?」
「悠麗…大好きだよ…」
あたしがそう言うと、普段言わないことにびっくりしたのか目を丸くした後に優しく笑ってあたしの頭をガシガシと撫でた。
「気に入ってもらえたなら良かった」
「うん。…はめてくれる?」
悠麗に右手を差し出すと、悠麗は右手の薬指にそれをはめてくれた。
あたしも悠麗の指にそれをはめて。
2人で手を重ねてそれを眺めた。



