【番外編】好きの海があふれそう

俺、たくさん飲むとすぐ眠くなるもん…。



昔よりはちょっと飲めるようになったけど。



まあいっか…。



どのくらい飲んだのかわからないけど、とにかく夜までみんなで騒いだ。



「そろそろ寝るー?」

「そうだね~」



お酒の空き缶を片付けてそれぞれ部屋に引き上げた。



ああ~…。



ねっむい…。



頭がふらふらする~…。



杏光と二人きりで寝室に入ったら、なんだか急に懐かしい気持ちがこみ上げた。



ベッドに入る。



杏光が俺の胸元に顔をすり寄せてきた。



あ~…。



こうして隣り合わせで杏光と眠るのは久しぶりだ~…。



「海琉の匂い…」



そう言って目をつぶりながら鼻をすんとさせる杏光。



め~…ちゃくちゃに可愛い…。



ああ…頭まわらない…。



「杏光…」

「なーに?」

「すき…」



そう言って杏光に濃厚なキス。



一瞬唇を離すと、杏光の顔がいつもよりも色っぽい。



今度は杏光からキスしてきた。



「していい…?」



頭でなにか考える前に言葉が口から出てきた。



う~…俺がこんなこと言うなんて…。



「海琉、酔っ払うと積極的だよね~、好き~」



杏光がそう言うけど、そうなの…?



ま~ったく記憶にない…。



杏光の上に覆い被さって首筋にキスした。



「そこに跡つけちゃだめだよ?」

「気をつけるー…」



肌を重ね合うぬくもり。



心いっぱいに杏光がいる。



杏光と出会ってから今まで、幸せな思い出ばかりだ。



幼なじみだった俺たちは、今ではすっかり家族。



いつまでもずっとこうして、愛情を持って幸せな家庭を築いていきたいな。



「海琉…愛してるよ」

「俺も、愛してる」



いつまでも、ずっと。