お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言

薫さんの頰に手を伸ばして、薫さんの唇にキスを落とした。

「み、つき? まだ酔いが冷めていないのか?」

私の行動に珍しく薫さんが動揺を見せた。

「あの、その……ごめんなさい。もう少しだけ……一緒にいたいと思って。そしたら薫さんへの想いが止まらなく溢れてきて……キスがしたいと思ってしまいました」

「美月……」

「いきなりキスとか引いちゃいますよね。本当にすみませ……」

「引くわけがないだろう。美月のことがこんなにも好きなのだから」

ギュッと私を抱きしめて、今度は薫さんの方からキスをしてくれた。