お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言

ボラボラ島に来て毎日とても充実した楽しい時間を過ごしている。これも全部、私を喜ばせようと薫さんがプランを考えてくれたおかげだ。

明日はどんな楽しいことが待ち受けているのだろうか。胸を踊らせ温かい気持ちのまま、薫さんの腕の中で穏やかな眠りについた。

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翌朝はスッキリと目が覚めた。きっと昨日散々海で身体を動かしたから身体が相当疲れていて眠りが深かったのかもしれない。

「おはようございます」

「おはよう、美月の方が早く目覚めるのは珍しいな」

ベッドからゆっくりと身体を起こした薫さんがギュッと私の腰に手を回して甘えてくる。

「今日はすごく体調がいいので、どこにでも行けるしなんでもできちゃいそうな気がします」

「それならば今日のプランは美月にもってこいだな」

「え? どこに行くんですか?」

「じきに分かる。さぁまずは朝食を済ませよう」

薫さんに促されてテラス席へと向かった。