コースの料理の最後のデザートは私が大好きなミルフィーユ、そしてそれに季節のシャーベットとクレームブリュレが添えられていて、バースデーキャンドルが灯されていた。薫さんに促されてキャンドルの火を消すと、薫さんが「おめでとう」と言っておでこにキスをしてくれた。
最高級の食材で作られた世界にひとつだけのミルフィーユは、今まで食べたミルフィーユの中で一番美味しくて、生涯忘れることはないと思う。
「どの料理も素晴らしかったな」
「そうですね。本当に素敵な誕生日を過ごせて幸せです。ありがとうございます」
料理を食べ終わり、テラス席のソファーに並んで座りながら、食後の紅茶をいただきながら夜空に光る満天の星空を眺めていた。
郊外ということもあり、空気がとても澄み切っていていつも見る星空よりも一層煌めいて見える。
「なぁ美月?」
「はい?」
隣に座る薫さんが優しいまなざしを向けながら私の手をギュッと握った。
最高級の食材で作られた世界にひとつだけのミルフィーユは、今まで食べたミルフィーユの中で一番美味しくて、生涯忘れることはないと思う。
「どの料理も素晴らしかったな」
「そうですね。本当に素敵な誕生日を過ごせて幸せです。ありがとうございます」
料理を食べ終わり、テラス席のソファーに並んで座りながら、食後の紅茶をいただきながら夜空に光る満天の星空を眺めていた。
郊外ということもあり、空気がとても澄み切っていていつも見る星空よりも一層煌めいて見える。
「なぁ美月?」
「はい?」
隣に座る薫さんが優しいまなざしを向けながら私の手をギュッと握った。

