紗希といろいろと話をしていたら、時間はあっという間に過ぎて夕方になっていた。薫さんとの待ち合わせ時間が迫り紗希と別れ、駅前でタクシーを捕まえて待ち合わせ場所へと向かう。
「待たせてしまってすみません。お仕事お疲れ様でした」
「いや、俺も少し前に着いたところだ」
広場のテラス席に座って私を待っていてくれた薫さんが立ち上がり、こちらへと足を進めてくる。
「では行こうか」
「はい」
薫さんが私をエスコートしてくれて腕を組んで歩き始めた。
「さぁ中に入るぞ」
数分後、薫さんが私を連れて行った場所は、待ち合わせした高層オフィスビルの上層階にあるホテルのスイートルームだった。
ここはこのビレッジを所有している九条家の専用の一室となっており、専属コンシェルジュがいたり、専用エレベーターまで着いていてセキュリティー面でも厳重に守られている特別な場所なのだ。
全面ガラス張りの開放的なリビングに白い大理石の床、黒の高級家具で統一されていて窓からは都内の夜景が一望できるラグジュアリーな空間だ。
どうやら薫さんはここでゆっくりと過ごすつもりらしい。
「美月、早くおまえもこっちに来い」
「あ、はい」
ベッドルームの方から薫さんの声がして小走りにそちらへと向かった。
「待たせてしまってすみません。お仕事お疲れ様でした」
「いや、俺も少し前に着いたところだ」
広場のテラス席に座って私を待っていてくれた薫さんが立ち上がり、こちらへと足を進めてくる。
「では行こうか」
「はい」
薫さんが私をエスコートしてくれて腕を組んで歩き始めた。
「さぁ中に入るぞ」
数分後、薫さんが私を連れて行った場所は、待ち合わせした高層オフィスビルの上層階にあるホテルのスイートルームだった。
ここはこのビレッジを所有している九条家の専用の一室となっており、専属コンシェルジュがいたり、専用エレベーターまで着いていてセキュリティー面でも厳重に守られている特別な場所なのだ。
全面ガラス張りの開放的なリビングに白い大理石の床、黒の高級家具で統一されていて窓からは都内の夜景が一望できるラグジュアリーな空間だ。
どうやら薫さんはここでゆっくりと過ごすつもりらしい。
「美月、早くおまえもこっちに来い」
「あ、はい」
ベッドルームの方から薫さんの声がして小走りにそちらへと向かった。

