「中本紅音はね、私が作り出した幻想だったんだよ。本当はね、私は水沢真子」




「真子……、嘘だ、そんなことは先生は絶対に信じないからな!」




「先生がこの黒板の裏に私を埋め込んだんだよね。そうだよね?」





「う、埋めて……、なんか……」






突然、紅音の姿がおどろおどろしい水沢真子の姿に変わり。






「この嘘つきーーー!」と叫んだ。





慌てふためく田中先生。