パリンと教室の窓ガラスが割れる音がした。 「おいっ、ここで、何をしている!」 教室中に響き渡るぐらいの大きな声だった。 それは俺の担任の田中先生だった。 「た、田中先生……」 「解体工事が始まるのに、……こんな所にいていたら危ないぞ。……早く帰りなさい」 やけに優しい口調で話す田中先生。 今日の先生は妙だ、なんだか普段と違い気持ちが悪い。