その間も頭痛は酷く頭の中でさっき見た一連の映像の再生、早送り、巻き戻しの繰り返しが始まる。 水沢真子は首をくねくねと傾げながらずっと唸るように「こっ……」と何度も言っている。 盛り塩も数珠ももう効かなくなってきたのか。 俺はありったけの大きな声を出して叫んだ。 「もう、いいかげんにしてくれ!」 肩で息を切っている正吾。 水沢真子の姿が消えたが。 細く高い不安定な笑い声が天井を移動するように朝まで聞こえた。