その夜、俺は変な夢を見てうなされた。 そう、晴人が17才の少女の話をしてから起こった出来事がまるで早送りの短編映画を何度も見ているかのように。 何度も繰り返される。 これでもかというぐらい。 まるで俺の頭の中に焼きつけるように。 途中で頭痛が酷くなり吐き気がしてきたので、目を覚まし体を半分起こそうとしたら……。 真っ暗な部屋の中ではっきりと水沢真子が恨めしそうな顔をして俺の体の上に座っているのが見えた。