「きっと、もう17才の少女はいない」 「はー、どうしてそんなに早く決めつけるんだよ」 正吾は右手にはめている数珠を晴人の目の前にバンと近づけて見せた。 「ビックリするじゃん、なんだよ正吾!」 「俺、見えたんだよ!数珠が命綱なんだよ」 「見えたって……、命綱って……、なんだよ意味わかんねぇよ」 「たぶん、その少女だ」 「えっ、えっ、まじかよ……」 「まだ、はっきりとはわからないけれど。もう、俺の前に2回も現れたんだよ」